根菜鍋(こんさいなべ) 

材料(4人分)
・レンコン…80g ・ニンジン…100g ・大根…150g ・じゃがいも…200g ・さつまいも…100g
・タマネギ…200g ・ネギ…50g ・ハクサイ…200g・えのき…100g ・しめじ…100g
・油揚げ…70g ・豆腐…300g ・しらたき…150g
・干ししいたけ…20g ・コブ…5g ・ショウガ…10g
・はちみつ…小さじ2 ・しょうゆ…小さじ2 ・みそ…大さじ6
【作り方】
@ 干ししいたけは水に戻して半月切り、油揚げは熱湯で油抜きをして短冊型に切る。
土鍋に切ったコブを入れ、水8カップを加える。
A レンコン・ニンジン・じゃがいも・さつまいも・大根は乱切り、タマネギはくし型に切る。
B @の土鍋にしいたけ・油あげを入れ、火にかける。煮立つ直前にAの野菜を加え、中火から弱火で
柔らかく煮る。このときははちみつ、しょうゆで調味する。
C 野菜が煮えたら、一口大に切ったハクサイ、斜め切りにしたネギを加える。
D みそを煮汁少々で溶いて加え、ひと煮立ちさせる。その後、みじん切りにしたショウガを加える。
E 弱火にしてえのき・しめじ・豆腐・しらたきを加え、4、5分したら火を止める。
【効果効能】
根菜類は精力増進、整腸作用に優れてます。
ごぼうは便秘、胃下垂、冷え症に良く、人参は虚弱児童、産後の人、疲れやすい人、貧血の人に良いです。また、肝臓を浄化して毒物を排除する働きがあります。
レンコンは心臓病、喘息
、咳等の呼吸器に良いです。喘息の発作の時はレンコンをすりおろして、その汁を飲むと良いそうです。
大根は便秘や消化促進に良く大根おろしは胃もたれに良いみたい。
血の巡りを良くしてくれます。
玉葱は精力増進、不眠症、頭脳労働、アレルギー疾患、糖尿病、気管支炎、咳、利尿作用、肝臓強化、歯痛等に良く結石を溶かす働きがあり血液を浄化する。玉葱って凄いんですね。
タケノコは整腸作用があり便秘の人に良い。
サツマイモは便通などの排泄作用に良い。
ジャガ芋は喘息、アレルギー性の皮膚炎、高血圧、腎臓病等に良いなどなど
【ひとこと】
鍋は寒い日や、みんなが集まった時に楽しみながら体もポカポカになる、とっておきのメニューです。
根菜メインなんですが、彩りも良く、素材の旨味も出て美味しかったです。
根菜の効果を知ると、身体も喜んでいるんだろうなって気がする。
倍嬉しくなりますね。
マーボー豆腐 

材料(3人分)
・豆腐 2丁
・玉葱 中1個
・牛蒡 中1本
・トマト 中1個
・椎茸 4枚
・グルテンミート挽き肉状 100グラム
・ニンニク 1片
・しょうが 1片
・片栗粉 大さじ1
・A( 豆板醤 大さじ1
出汁 カップ2
味噌 50グラム
ケチャップ 30グラム
胡麻 大さじ1
【作り方】
@豆腐は菱形に切って、熱湯で2〜3分茹でる。
A玉葱と椎茸は荒いみじん切り、しょうが、ニンニクはみじん切り、牛蒡は細い千切りにし、トマトは細かく切る。
B中華鍋に胡麻油を熱し、しょうが、ニンニクを炒め次に玉葱を入れ透き通るまで炒める。
C牛蒡、トマト、椎茸を加えて炒めグルテンミートを炒める。
DAの調味料を混合したものを加えて味を調え豆腐を加える
E仕上げに水溶き片栗粉を入れとろみをつける。
【効果効能】
牛蒡は繊維が豊富で食養では解毒作用があるといわれています。
また、トマトは疲労回復と健胃作用があります。
味噌は食養では百毒を消すといわれ、これも解毒作用があります。
マーボー豆腐は唐辛子で辛く味付けしていますが、これによって食欲が増し発汗を促し、体調を整える働きがあります。
【ひとこと】
マーボー豆腐にトマトや牛蒡を入れるのは初めてでしたが、牛蒡の歯ごたえが良く食べ易かったです。
牛蒡が参加する料理って今まで限られていましたが、意外と色んな料理に対応出来る事がわかりました。
トマトが入る事でサッパリ感とヘルシー感あります。
お好みに合わせて、トマトの量を減らしても良いと思います。
唐辛子効果で寒いこの時期でも身体ポカポカ。
でも真夏の暑い時期には夏バテ防止になりそう。
チンゲンサイともちの炒め煮 

材料(4人分)
・チンゲンサイ300グラム
・角餅400グラム
・挽き肉タイプの大豆タンパク(乾燥したもの)50グラム
・大根200グラム
・葱25グラム
・しょうがの薄切り1枚
・スープ2カップ
・塩小さじ1
・サラダ油大さじ3
・調味料A
・砂糖大さじ2
・醤油大さじ1
・片栗粉小さじ2
・調味料B
・オイスターソース大さじ1醤油大さじ0.5
・砂糖小さじ0.5
・みりん大さじ2
【作り方】
@チンゲンサイは縦8つ位にして細くし、葱も薄く切りサラダ油大さじ2を熱した中で炒め、塩小さじ1、水カップ1を加えて蓋をし、柔らかく煮て水気を切っておく。
A挽き肉タイプの大豆タンパクは湯でもどし、調味料Aで下味をつける。
B餅は1センチ幅の拍子木切りに、大根は太めの千切りにする。
C中華鍋にサラダ油大さじ1を熱し、しょうがを炒めてAを加え、手早く炒めて皿に取り出す。
D中華鍋にスープを入れて煮立て、大根を火が通るまで煮、餅を加えて柔らかく煮、餅を加えて柔らかく煮、チンゲンサイ、葱、C、調味料Bを混ぜてひと煮する。
【効果効能】
葱、大根はともに冷え症、および冷えから来る神経痛に効果があります。また、チンゲンサイはカルシウム、ビタミンが多く、体力維持にはもってこいです。餅は消化は良いですが、過食は逆に体を冷やす原因になるのでご注意を。
【ひとこと】
やっと春らしくなってきましたが、3月に入ってからの雪など、身体もびっくりする事がありましたね。
どんな季節でも基本、体を冷やさないのが一番です。
温める方法としては呼吸法などもありますが、何と言っても手軽なのは食事ですね。
このチンゲンサイと餅の炒め煮にはその効果があります。
また、とても美味しかったです。
おから春巻 

材料(2人分)
・おから 150グラム
・ねぎ 1/6
・もやし 70グラム
・タケノコ 20グラム
・にんじん 15グラム
・しいたけ 15グラム
・エノキダケ 1/2
・しょうが 少々
・にんにく 少々
・塩 小匙1
・醤油 大匙1/2
・ゴマ油 大匙1/2
・片栗粉 小匙1
・だし汁 大匙1
・みりん 小匙1/2
・春巻の皮 4枚
【作り方】
@タケノコ、しいたけ、にんじんを4aほどの長さに千切りにし、みじん切りしたにんにくとエノキダケを入れてゴマ油でしんなりするまで炒める
A @にだし汁、みりん、醤油、塩を加え小口切りにしたネギ、もやしを混ぜる。
B Aにほぐしたおからを入れ中火で3、4分手早く炒める。
C Bに水で溶いた片栗粉を加えとろみがついたら最後にゴマ油をたらして広げて冷ます。
D冷ました具を春巻の皮に包み、最後に水で溶いた片栗粉を端に付けとめる。
E油をたっぷりと入れ、170度に熱したら春巻を入れる。皮がパリッとキツネ色になるまで揚げる。
【効果効能】
おからは植物性の繊維をたくさん含み腸内の細菌の働きによって出来た有害物質を体外へ排出する働きがあります。
温かいうちに召し上がっていただくのがポイントです。
【ひとこと】
雪も次第に溶け出して、春もあとわずかの季節となってきました。
さまざまな生き物が活動し始める春ですが、春は病の方もも活発に活動を始める季節です。
でも、この春巻はおからのパワーで、からだをきれいにしながら、満足できる一品です。
ボリュームもあり、でもヘルシーで美味しかったです。
木の芽ごはん 

材料(2人分)
・タケノコの水煮 100グラム
・油揚げ 1/2枚
・昆布 2グラム
・米 240グラム
・サンショウ 少々
・醤油 大匙1/2
・塩 大匙1/ 4
・みりん 小匙1/2
【作り方】
@米は洗って、たっぷりの水に2時間以上つけておく。
A熱湯をかけて油抜きした油揚げを4aに千切りにし、タケノコの水煮はたんざく、またはいちょう切りにする。
B昆布を細く切りカップ3/2の水とともに煮込み、だしを取る。それに、醤油、みりん、塩を加える。
CBにタケノコ、油揚げを入れ、煮立てる。
D味が染みたら、タケノコ、油揚げを取り出し、煮汁は取っておく。
E米の水をよく切って、煮汁を加え、水を適量入れて炊く。炊き上がったら、タケノコ油揚げを乗せ蒸らす。
Fごはんと具を混ぜ、器に盛って、サンショウを乗せる。
【効果効能】
タケノコ、サンショウなどの芽は体にたまった毒素を外に出す働きがあります
【ひとこと】
春は病の方も活発に活動し始める季節ですので、予防策として、病気の原因になる毒素を食事から排出出来たら良いですよね。
風味も良く昆布からのだしも出ていて美味しく頂きました。
大豆タンパクのから揚げの甘酢あんかけ 

材料(2人分)
・グルテンミート 50g
・パイナップル 150g
・ピーマン 4コ
・ブロッコリー 50g
・トマト 1コ
・茹でタケノコ 100g
・生しいたけ 3枚
(A)
・スープ 1/4カップ
・醤油 大匙1
・ハチミツ 大匙4、1/2
・酢 大匙2
・みりん 大匙1
・片栗粉 大匙2
・油 適量
【作り方】
@グルテンミートを600ccのお湯(75〜85度)に約30分浸す(落とし蓋などで押さえると良い)
Aざるで水切りして冷ます
Bから揚げ粉を、冷ましたグルテンミートにまぶして170度前後の植物油で揚げる
Cピーマンは縦に切ってパイナップルは汁気を切る。トマトは湯むきした後細かく刻み、ブロッコリー、しいたけ、タケノコをそれぞれ小口切りにする(トマトは別の容器にとっておく)
D中華鍋に油大匙2杯をひいて熱し、トマト以外の野菜を炒める。
Eざっと炒めたらグルテンミートも加え、炒め合わせ(A)の材料を入れ、手早く混ぜる。
F調味料が全体に混ざって煮だったら、トマトを加え軽く混ぜ、倍量の水で溶いた片栗粉を全体に回し入れ手早く混ぜてとろみをつける。。
【効果効能】
この4月で社会人になられる方も多いと思いますが、社会生活の第1歩は自らの健康管理といえるでしょう。
ご承知のとおり、心筋梗塞や脳梗塞などは明らかに予防出来る病気です。
そして、その手始めは食生活の改善。そういう意味で、今回ご紹介する成人病予防のメニューは、是非取り入れて頂きたいものの一つです。
大豆タンパクはレシチンというタンパク質を大量に含み、これは動脈硬化の原因となる高脂血症を抑える働きがあります。また、ピーマンも動脈硬化を防ぐ働きがあります。やや、こってりしたメニューですので、消化酵素のパパインを豊富に含むパイナップルを加えていきます。
さあ、春です。気持ちを新たにして頑張りましょう。
【ひとこと】
ボリューム感たっぷりで、でもパイナップル効果なんでしょうか?いくらでも食べれちゃいました。
お酢の酸味だけでなく、トマトの酸味も加わる事でマイルドさが増したように思いました。
キャベツのグラタン 

材料(4人分)
・キャベツの葉 10枚
・ねぎ 5cm
・サラダ菜 1コ
・油あげ 2枚
・大豆タンパク(ソーセージタイプ) 100g
・卵 1コ
・生クリーム 200cc
・ナチュラルチーズ 50g
・豆腐 半丁
・水(炒め用) 80cc
・バター 適量
・塩 少々
・コショウ 少々
・ナツメグ 少々
【作り方】
@キャベツの葉、ねぎ、サラダ菜、油ぬきをした油あげは細かい千切りにし、大豆タンパクは輪切りにする。
A鍋を中火にかけバターを適量溶かし、@を水気がなくなるまで炒める。
Bときほぐした卵、生クリーム、小さく刻んだナチュラルチーズ30c、水切りをしてサイコロ状に切った豆腐を混ぜ合わせてAを加え、塩、コショウ、ナツメグで味を調える。
Cグラタン皿にBを盛りナチュラルチーズ20cをまぶし、180度のオーブンで25分焼く。
【効果効能】
野菜を食べる意味合いはビタミンなどの補給とともに食物線維を摂取することです。最近では食物線維配合のジュースなどが売られていますが、ここでいう食物線維という言葉には注意が必要です。
食物線維に期待されている働きは、詰まったパイプの汚れを内側からこすり取る布の役目。
ですから、個々の線維はある程度の長さがある方が有利になります。短く切られてジュースに溶けてしまっているようでは効果は疑問です。
さて、今回のキャベツのグラタンは春らしく緑の野菜を使って、消化器系の病気を防ぐ効果があります。
キャベツはビタミンUを含み、胃潰瘍に著効があります。また、豊富な食物繊維の働きで、便秘を予防する働きがあります。さらにキャベツには大腸ガンの予防作用があるといわれています。ねぎには胃腸の働きを整える作用があります。
【ひとこと】
キャベツの歯ごたえも良く美味しかったです。
豆腐も入っていることから、満腹感もあります。
梅干しとシソのスパゲティー 

材料(2人分)
・スパゲティー 160g
・梅干し(大) 3つ
・青シソ 10枚
・ダイコンおろし 2カップ
・シメジ 100g
・エノキ 100g
・油あげ 2枚
・マーガリン 大匙4
・しょうゆ 大匙2
・みりん 小匙4
【作り方】
@シメジ、エノキはほぐし、千切りにした油あげと一緒にマーガリン大匙2で炒め、しょうゆ、みりんで味を整える。
Aスパゲティーを芯がなくなるまで茹で、水気を切ってマーガリン大匙2とダイコンおろしと混ぜあわせる。
BAをフライパンに入れ、火にかけ、ぐつぐつ煮えてきたら火を止め、みじん切りにした梅干し、青シソを混ぜあわせ皿に盛る。
【効果効能】
人間の感覚の中で、嗅覚は特に軽視されがちですが、食養の面からいうと非常に大切な役割を演じています。
香りはヨーガ的にはムーラダーラチャクラ、すなわち肉体そのものを意味する地元素と関係があり、香り高い食べ物は理気、つまり滞った気の流れを通す働きがあります。
シソには気を通す働きがあるとともに、胃腸のせん動を促す作用があります。
また、梅干し、ダイコンにも健胃の作用があります。
シソの香りの主成分は揮発性ですので、作ったらなるべく早めに召し上がって下さい。
※チャクラとは人間の身体にある霊的センターの事で、誰でもそれぞれの場所に持っており、修行によって活性化させる事が出来る。
※地元素とは→ヨーガ理論では、人間の肉体は地、水、火、風、空の五つの元素で出来ているとされ、そのうちの地元素は骨や、筋肉などの個体成分にあたります。
【ひとこと】
梅干しの酸味と青ジソの香りからも後味サッパリでとても美味しかったです。
豆腐のクリームシチュー 

材料(4人分)
木綿豆腐 2丁
小えび 200g
ブロッコリー 1株
牛乳 1.5カップ
バター 大匙2
プロセスチーズ 40g
小麦粉 大匙3
サラダ油 大匙2
こしょう 少々
固形スープの素 0.5個
湯 1カップ
【作り方】
@豆腐をふきんで包んで重しを置き、水切りをします。フライパンにサラダ油を熱し、一口大に切り塩、こしょうした豆腐の両面をソテーします。
Aブロッコリーを小房に分け、食べやすい大きさに乱切りします。
B小えびは茹でて皮をむきます。
C鍋にバターを熱し、小麦粉を振り入れ、ざっと混ぜて2〜3分炒めます。そこへ暖めた牛乳を一度注ぎ入れ、固形スープの素を湯に溶いて入れ、とろりと煮込んでホワイトソースを作ります。
DCに@ABを加え弱火で十分ほど煮込みます。仕上げに小さめのサイのめに切ったチーズを入れ塩こしょうで味を整えます。
【効果効能】
春ですが、まだ、朝夜は寒い日が続いていますね。
風邪が流行っているみたいですので、風邪をひき始めで治す食養として、豆腐のクリームシチューを紹介させて頂きました。
豆腐、牛乳、チーズはいずれも消化の良いタンパク質を含んでいて、風邪の初期にはぴったりです。えびばカルシウムを多く含んでいる上、体を温める作用があります。(ただし、冷凍のものは効果が落ちます)。
風邪は万病の元。この食養で早めに治して下さい
【ひとこと】
とても身体が温まりました。えびからの出汁も出て美味しかったです。シチューと豆腐の相性もバッチリです。